切る


 ほうれん草が長いままだとラーメンのように食べることになる。それはいやなので、根を切り落とした場所から 4cm ぐらいの間隔でぶつぶつと切る。

 包丁を使うときに注意しなければならないのは、指を切らないことである。利き手で包丁を持ち、もう片方の手で素材を押さえるわけだが、押さえる手の指は折り曲げて、4本の指の背の第一関節から第二関節までの部分が包丁の面と密着するようにすれば、絶対に指を切ることはない(この手を「ねこの手」という)。また包丁も真下に押し切るのではなく、少し引っ張るように切ると切りやすい。
 包丁をとりおとした時は、空中でつかもうなどとばかなことはせず、素早くとびのく(そうしないと足にささる)。