Sharp Zaurus 買いました。小さいのに gcc も動いてとっても便利です。
というか、gcc が動くのはどうでもよくて、一番便利なのは電車の中で立っていても文章を書いたりできることでしょうか。ノートPCだとこうはいきません。
文章が書けるようになるとほしくなるのは TeX 環境。実際に動かしている人も微妙にいるらしいのだけど、どうも手に入りません。
そこで、とりあえず(むりやりともいう)SL-C750/760 の上で動作する pTeX のイメージファイルを作りましたので公開します。SL-C700 とか、A/B シリーズだとメモリ足りないかもしれませんが、気合でカバーすればなんとかなるかも(謎)。
セットアップの方法は dev-img と似ています。サイズがでかいので内蔵メモリにおくのは無理があると思います。
# mkdir /mnt/ptex # mount -t cramfs -o loop /mnt/card/ptex312-gs707.img /mnt/ptex $ TEXMF=/mnt/ptex/share/texmf $ export TEXMF $ PATH=/mnt/ptex/bin:$PATH
とすれば、あとは platex とか jbibtex とか mendexk とか dvips とか dvipdfmx とかが使えるようになるはずです。適当に TeX 文書を食わせて、qpdf あたりで表示して楽しんでください。
dvipdfmx で ghostscript が使われた場合フォントは埋め込まないようにしています。日本語フォントも kochi-alternative が入っていますが、ghostscript の出力にはあまり期待しないほうがいいかもしれません。
あとは qpdf でフォントをきれいに表示させたいのですが、僕の時間がないのでそれはしばらく後になりそうです。
※ 2004/1/26 追記: 微妙に人気のようでうれしいですが、このサーバーは ADSL で運用しているので上り回線が細いです。GetRight とかで複数コネクション張ってがしがし吸うのはやめてください。スピードも上がりませんし、ほかの業務に支障が出ます。 バイナリファイルだけ別サーバーに移しました(だからといって GetRight を歓迎するわけではないですが)。多少は早くなったと思います。もし上のリンクが動かないようでしたら、このサーバのファイル(遅い)からどうぞ。
※ 2004/2/25 追記: Cacko ROM を利用している方から Binary not executable というエラーで実行できないというレポートをいただきました。どうも kernel option の問題で dev-img で作ったバイナリを実行できないようです。バイナリタイプの変更方法を知らないし、どっちにしろ dev-img で作ったバイナリが全滅なのはまずいと思うので、Cacko の開発元に文句を言っていただければ幸いです。反論がありましたら受け付けます。
※ 2004/2/26 追記: リンクが壊れてるというレポートもいただきました。手抜きのイメージファイルですので /mnt/ptex にマウントしないと動きません。ご了承ください。
※ 2004/3/8 追記: 実は上の2例ともファイルが壊れていたようです。うまくマウントできない方はコマンドラインで md5sum を実行してチェックサムを確かめてください。