Ethernet 用 UTP ケーブルの配線のしかた
配線編 -- ケーブルの取り回し (暫定版)
時間がないので暫定版です。ケーブルを配線するコツ。
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Ethernet の特性を理解する。
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理解編にもありますが、100BASE-TX は最長到達距離が 100m、1セグメントにハブは2個まで、といった、規格で定められた制限があります。
実際に配線する前に、そうしたことを理解して、配線計画を立てましょう。
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ケーブルの束は通していくもの。
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配線する場所の端に箱をおいて、そこからケーブルを延ばしていく形をとります。
上下の配線があるときは、できるだけ上から下へ配線してやると楽です。
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長い距離は大人数で。
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長い距離を配線するときは、できるだけ大人数で数メートルおきに立ち、それぞれの人のところで少しケーブルをたるませておきます。
かけ声とともに、みんなでいっせいに引っ張ります。こうすると、長い距離でもケーブルに負担をかけずに配線できます。
階をまたがった配線をするときには、上下に一人ずつ配置して、連絡をとりあいながらケーブルを通していきます。
携帯電話なども活用しましょう。
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無理な場所に配線しない。
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CAT 5 UTP ケーブルは、無理な力がかかっていると、撚対線構造が変形してノイズを拾いやすくなります。
重たいものを上に載せたり、狭いところに無理に配線したり、強く引っ張ったりしないようにしましょう。
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両端をかならず余らせる。
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ケーブルは切ることはできますが伸ばすことはできません。
必ず両端を全長の5%程度ずつ余らせましょう。
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ケーブルの重さを馬鹿にするな。
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ケーブルは意外に重いものです。
あまり長い距離を固定せずに空中配線すると、自重だけで切れてしまうこともあります。
天井裏などを配線するときは、ケーブル配線用のラダーに載せるようにしましょう。
天井裏に直接載せていると、次回、配線を増やすために天井板をはずしたときに、ケーブルが自重で切れることがあります。
また、階をまたがった配線など、縦に配線するときには、できるだけ多くの場所で構造物に固定するようにしましょう。
そうしないと、縦配線のいちばん上の部分には、ケーブルの縦の長さぶんの重量がかかってしまいます。
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ラベルはしっかりつける。
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配線したときには色で区別したりしてよくわかっているつもりになっているかもしれませんが、
しばらくたつとわけがわからなくなるものです。
また、配線した担当者がいつまでもそこにいるとは限りません。
特に、長い配線には、できる限りラベルをつけておきましょう。
ケーブルの両端のほかに、階をまたがる配線では、
縦穴のところで各階ごとにラベルをつけることをすすめます。
では、楽しい配線ライフをたのしんでください。