Ethernet 用 UTP ケーブルの配線のしかた

成端編 -- モジュラジャックの圧着

1. ようい

作業の前に、成端に必要な道具を準備しましょう。

工具の勢揃い

写真右側に見えるのが圧着工具です。Ethernet ケーブルに使うモジュラジャックの他にも、電話用のモジュラジャックやそのほかの端子の圧着もできるようになっています。

その下に見えるのは、ケーブルの先につけるモジュラジャックの端子です。最初は失敗しやすいので多めに用意しておきましょう。

左側の2台の黄色い機械はケーブルテスターです。高価なのでなかなか用意できないかもしれませんが、これでテストすることで、運用時のトラブルを大幅に減らすことができます。持っている部署から借りるなどして、できるだけ用意しましょう。



圧着工具のアップ

圧着工具のアップです。

はハンドルを開くためのラッチです。通常、ハンドルを握ると工具が締まり、手を離しても戻りませんが、ここを押すと開きます。

はストリッパです。最初にケーブルの被膜を取るときにここを使います。



圧着工具の斜めから見た図

圧着工具を斜めから見た図です。モジュラジャックが入りそうな穴が見えると思います。基本的には、端子にケーブルを差し込んでこの穴にセットし、工具を握ることで端子を圧着させます。

穴を挟むようにある銀色の部分はダイスと呼ばれ、圧着する端子の種類に応じて交換します。RJ-45(10BASE-T や 100BASE-TX などで使う8極8芯の端子)用のダイスが取り付けられていることを確認しましょう。




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