好奇心の轍

脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。
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2007/04/08 (Sun) 腸重積!!

[育児] 腸重積!!

何か最近は姫の病気ブログと化している気がするが…大病ばっかりするんだもーん。

2日 (月曜) の夜中の3時半ごろ、姫が急にげぼーっと吐いたのでびっくりして飛び起きる。前の日カレー食べさせすぎかなぁなどと思い、汚れた服を着替えさせたりして、寝かかった頃に、またげぼーっ。

2回も吐くなんて普通じゃないし、前の日に食べたにんじんとかが7時間とかたってるのに未消化で出てくるのはどういうわけか。ともかくかわいそうなのでまた寝せるが、その後も20〜30分おきに嘔吐を繰り返す。痛いところは、と聞くと右のわきのあたりを指すが、それほどいたくはなさそう。熱もないし。だんだん吐くものがなくなってきて胃液風のものが出てくる。

とりあえずぐぐって、熱がない幼児の嘔吐を調べると、周期性嘔吐症 (別名、自家中毒orアセトン血性嘔吐症) か虫垂炎あたり、もしかしたら脳腫瘍、という程度。もし虫垂炎なら一刻を争うし、ともかく嘔吐がとまらないので、とりあえず医者にかかろうと決めたのが朝の7時ごろ。

ちょっと遠いが大きな小児病院の救急にかかろうかと電話したが、今来るよりは通常の診察枠で来たほうがいいといわれる。ただし、予約優先なのでまたされますよ、とおどされる。

しょうがないので近所の、でも前回の小児科はいやなので小さめな総合病院をチョイスしてつれていった。それも朝一番に診察を受けられるように一度僕だけでいって初診の手続きをして、また家に戻って9時ぎりぎりに子供をつれてくる。

…が、なんかおかしい。がらがらなのだ。小児科が、月曜の朝一番で、しかも春休み中でこの状況は信じがたい。いやーな予感がしつつ、呼ばれるのを待つ…が、呼ばれない…。どうやら先生が来ていないらしい。結局30分以上遅れて登場 (--; ほんとに総合病院なのか (^^;

やってきた医者は40代後半。とりあえず聴診器で音を聞いて、のどを見て、「とりあえずX線を取って…、それと、点滴と吐き気止めをいれましょうか」という感じ。

妻「点滴と吐き気止めで様子みていいものなのですね。最近X線とったばかりなのですが、どうしても必要というわけではないのなら、やめたい気持ちはありますが」

医者「それなら、点滴と吐き気止めだけにしておきましょうかね」

僕「本人が右のわきが痛いというのですが、虫垂炎という可能性はありますか」

医者「虫垂炎?…は、そうですね…まぁ、ありえますね。子供の虫垂炎はわかりにくいことが多いんで、難しいんですけどね…」

僕「僕が子供の頃自家中毒をやっているのですが、その可能性は」

医者「自家中毒?…ですか。そうですねぇ、子供だと自家中毒ということもあるかもしれませんね…」

僕「もしX線を取ったら、そういうことが調べられるのですか」

医者「X線だと、ちょっとわからないですねぇ。エコーをとれば虫垂炎はわかると思いますが、この病院、エコーの技師が大人しかできないから…」

妻「イレウス (腸閉塞) の可能性はどうですか」

医者「イレウスも…、あるかもしれませんねぇ…」

妻「いちどひきつけを起こしたりしているのですが、脳の問題で吐き気がでている可能性は」

医者「まぁ…、そういうこともありますね…」

妻「結局、嘔吐の原因は、何の可能性があると考えられるのでしょうか?」

医者「えー、まぁ、子供というのはいろいろな原因で吐くものですから…、なんとも言えないですが…」

つーか、まったく原因の鑑別ができてないじゃないですか。あなたは聴診器で何を聞いたのですか。原因の可能性を挙げるたびに考え込むってことは、言われるまでなんにも考えてなかったってことでしょう。

そのうちに医者のほうが、こうるさい親とかかわりたくないと思ったらしく、

医者「虫垂炎とかが心配でしたら、紹介状を書きますから、大きい病院にいきますか?」

といわれたのが最初に電話した病院…。だからそこは、予約なしだと待たされるというのに。

そんな話をしている間にも吐いたりしてかわいそうなのだが、このままたらいまわしにされるくらいなら、最初から電話した病院にいけばよかったよ。さんざん待たされたあげくに点滴と吐き気止めだったらどうしよう…という不安のもと、かなり強引に転送を承諾させられる。病院がガラ空きの理由を心の底から納得しつつ、結局何も処置してもらえなかった姫を連れて、大きい病院へ。結局11時を過ぎてしまった。

そこでは、診察一番

「とりあえずX線とエコーを取りましょう」

しかし、さすが大きい小児専門病院、X線撮影は暴れても確実に撮影できるよう、ネットで固定してさっと撮影。エコー室には各種ビデオがとりそろえられていて、アンパンマンなど見せながら20分以上かけてじっくりとエコーをチェック。

その結果、「腸重積です」との診断が下されたのでした。

長くなりすぎたのでつづく。ちなみに今はだいぶ元気になっています。

本日のコメント(全6件) [コメントを入れる]
はるお (2007/04/08 (Sun) 21:49)

とにかく、今はお元気なようなので、良かったです。

たぬたぬ (2007/04/08 (Sun) 21:50)

た、大変だね。。<br>お大事に。

HEISAN (2007/04/08 (Sun) 22:45)

お子さんの病もですが,それにまして医者に恵まれないのがなんとも気の毒です…<br>掛かり付けの親しいお医者さんが1人でも居るといい(と思う)のですが…

たっきー (2007/04/09 (Mon) 11:34)

みなさんありがとうございます。<br>引っ越したばかりで、いい医者がみつからないんですよ〜。<br>ちょっとでも評判のいいところはともかく激込みで、それはそれで大変だし。距離的にすごく遠いわけではないので、こんどから全部小児専門病院にいこうか、とも思っています。

n 06 (2007/04/10 (Tue) 21:56)

牧野先生の家が大変だったみたいだよと息子がいうのでお邪魔しました。おひさしぶりです。姫さま大変な目に遭われましたね。かけがえのない命ですから病院がしっかりしてくれないと困りますよね。医療も含めた少子化対策が早急に実効されてほしいものです。お役に立つことがありましたら、ご連絡ください。

たっきー (2007/04/13 (Fri) 01:56)

O6さん、ありがとうございます。きっと使い物にならない医者がどっかの医局から飛ばされてきたんじゃないかという感じですが、とりあえず子供が無事だったので一安心です。またいつか姫と遊んでやってください。