脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。 |
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理系のはずなのに研究でコミュニケーション理論などという一見怪しげな分野に手を出してしまい、研究が収束するのかと心配な毎日なわけですが。
いま考えている自己観測原理という枠組みはけっこう応用の幅が広くて、いろいろ考えているだけでもなんか面白いです。なんというか、一言で言うと、「自分を知ることで他人を知る」という話なのですが、同時に「他人を知ることで自分を知る」という4761004444的な側面も持っています(というかかなり影響を受けている)。
このループがうまく回らないと、他者への想像力が欠乏するのだと思っています。各種の犯罪、特に偉い人の汚職とか横領とかはこの想像力の欠乏が原因だと思うので、どうやって人間が進化の過程でこの想像力を持つに至ったのか、研究を推進したいところであります。
逆に、もし今後の人類の進化がこの能力を発達させたらどうなるんだろう、と想像力を羽ばたかせたりして……
……と思ったら、すでにそういう小説があったことを思い出してびっくりした次第。90年代SFの最高傑作と名高いハイペリオンシリーズです。面白いんであまりネタバレしたくないのですが、最後の「エンディミオンの覚醒」で登場する新人類のキーワードが「共感」の力なのです。なんかすごいでしょ?
もっとも、この豪快SFは細かいところは勢いでぶっとばしているので、これを読めば人間関係学がわかるとかそんなことは全然ないのだけど、きっとココロとしては一緒なのだろうと勝手に思っています。
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