好奇心の轍

脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。
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2004/07/03 (Sat)

[英国] 起きたら Inverness

寝台特急 Caledonian Sleeper で London Euston 駅を午後9時に出発。朝8時には Inverness 到着、11時間の旅である。

寝台車なんて日本でも乗ったことがなかったのだが意外に快適だった。車両の真ん中へんだったし、結局一人で二人部屋を占有できたからかも。ただ眠りは浅くなるようで、断続的に起きた。朝はコーヒーとシリアルバーをもってきてくれた。

ついたらそこは街の中。なんか来ちゃったなぁ、という感じ。とりあえず当初の目的地、Loch Ness (ネス湖) 行きのバスを探す。始発が9時半、1日6往復しかない。この調子ではバスの時間に縛られるなー。一人旅の最初の日ぐらい縛られない旅行がしたいなー。バスツアーもあるけどそれじゃ一人旅の意味ないし。

ということで、懲りずに借りてしまいました。レンタカー。一日で£30というから、まあ安いかと思って。ちょっと贅沢しようぜぃ。安全運転を心がけていきましょう。

で、最初に向かったのは Dramnadrochit 村。ここには Loch Ness 2000 というアトラクションがあって、ネス湖の歴史やネッシーの存在についてのムービーを見せてくれる。頼めば日本語音声にもなるらしいが、ひとりなのでめんどくさくてそのまま英語にしたらちょっとむずかった。僕的にはなかなか面白かったが、内容わかんないとつまんないかも。£6はちょっと高いかなー。

そのあと Urquhart 城に。Loch Ness 2000 からここまでが 3km ぐらいあって、歩くには遠いけどバス待つのもいやだし、というのがレンタカーにした理由。Loch Ness を見下ろす位置に建てられたが今は廃墟になっており、なかなかステキで満足。ただ混みすぎなのが減点。Loch Ness の写真もいっぱい撮ったけど、ネッシーは写ってるかな? 入場料は£6だが、Scottish Heritage の5日中3日入り放題のパスを£16で購入。

そのあと、一旦 Inverness に戻り、反対側の Fort George を目指す。バスだったらここで戻って終わりだったと思う。が、いまは機動力のレンタカーなのだ。Fort George は昔、反乱軍を抑えるために堅固な要塞を作ったけどできたときには平和になっちゃったという砦。いまでも軍が使っているそうで迷彩服の兄ちゃんが歩いてました。たまたま騎士のショーをやってたりしたし、周りを一周するだけでも楽しいし。博物館はいまいちだったが二次大戦での日本軍の旗や刀も飾ってあった。ここで雨に降られてびしょびしょになる。車で来たからよかったようなものの。入場料は本来は£6だがパスが使えた。

そのあと Cowdar 城。あのマクベスの舞台になった城だそうで。マクベスの面影はないけど内装がすばらしい。本当は庭もすばらしいのだが雨がひどいので入り口だけで断念。かぜひいちゃう。

Inverness にもどって泊まるところを探す。当日探すなんて初めてだよ。とりあえずガイドブックに載っているゲストハウスに向かってみる。迷いつつついたが満室とのこと。よさそうなとこだったので残念。よくみると窓に "NO VACANCIES" って書いてあるんだね。2件隣のゲストハウスが空いてたのでそこにする。朝食込み£25。しかし部屋に電話がないね。メールしたいけど。

街に出て夕食。インターネットカフェを探すが見つからない。駅まで行ってインフォメーションに聞いたら、6時でしまってるとのこと *1。がーん。

レンタカーを返しがてら、ノートパソコンで無線LAN探しをやってみる。急ブレーキを踏んでも落ちないように、助手席にシートベルトをかけてノートPCをおいておくとなんか滑稽。無線LANステーション自体は20個程度見つけたが、パケットが通る無線LANのステーションはついに見つからなかった。残念ー。明日まで借りとくメリットないので車を返してホテルに戻る。

しかしカメラの充電器が壊れたみたい。参ったな。単三電池高いんだよねー。写真は撮りたいし。

*1 バスターミナルの横のインフォメーションと町の中心の観光案内所でできるみたい。でもどっちもしまってた。