![]() 脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。 |
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SF の心は Sense of wonder である。
よく知っていること、あたりまえのことから、思ってもいなかったものが生まれ出る。その驚きが sense of wonder であり、sense of wonder を読者に与える小説が SF である。と僕は思っている。「あたりまえのこと」の一部として科学が出てくればハードSFと呼ばれるが、科学が出てこなくてもいい。未来である必要もない (が、過去や現在を題材にすると、たいてい純粋な sense of wonder ではなくなる)。架空の設定であっても、そこで提示された sense of wonder は日常の世界観さえ揺るがせてしまう。SF のよさはそこにある。
この心は複雑系の科学と一緒ではないだろうか。考えようによってはもっとすごいかもしれない。SF が科学を sense of wonder しているなら、複雑系は sense of wonder を科学しているのである。
ここで「あたりまえのこと」は、単純なルールは単純な結果を生む、というもの。裏を返せば、複雑な現象の裏には複雑なルールがある、という思い込みだ。
複雑系はその考え方の根本を崩す。ロジスティック写像が示すカオスなんかその典型だ。f(x) = ax(1-x) なんて中学1年生でも分かるような式から、想像もつかないような複雑な現象が立ち現れてくる。その wonder をまず存分に味わって、そのうえで別の角度からその複雑性を分析する手法を研究する。それは、ロジスティックマップだけではなく、さまざまな世界の複雑な現象を横断する方法論となるのだ。いままで気づかなかった、身近な事象の背後にある単純な規則の存在が透けて見えてくるようになるのである。まさに世界観を揺さぶる sense of wonder といえよう。
自分が複雑系科学の分野に来たのも、その SF 魂に惹かれたからかもしれない。そんな気がしている。
鶴田謙二のSF漫画で、spirit of wonder (http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4063198456/qid%3D1098123609/249-9781730-7459523) というのがありましたが、sense of wonder をもじったものでしょうかね。なんとなく色々な場所で聞くような気がしますが、もともとはどの辺りで言われだしたことなのでしょうか。
僕も知らなかったので調べてみました。<br>SF作家兼ミュージシャンの難波弘之さんが、著書「飛行船の上のシンセサイザー弾き」( http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4150302103/makinotakakis-22/ref%3Dnosim ) で言い出したのが初めてだそうです。それで難波さんのバンド名も「センス・オブ・ワンダー」にしたとか。<br>2ちゃん情報なので確かではないですが。なんと日本発だったのね。でももうこんな本なかなか手に入らないよなぁ。
ほんやでみてみましたが、みつかりませんでした。20年近く前の作品なのですね。スピリットオブワンダーは、オリジナル版は 1986 年ごろのようなので、この小説が出てそれを見て思いつかれたのかもしれません。
archenemy mocmain counterpole gentlefolk protopattern aldohexose which actinobranch<br><a href= http://www.concordtruss.com/ >Concord Truss Company</a><br> http://cnn.com/2000/FOOD/news/12/25/feasting.fugu.ap/index.html <br><br>トップ