好奇心の轍

脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。
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2004/11/01 (Mon)

[研究] 北大の研究会発表

最初の発表は厳しい戦いであった。

僕の研究はどうも地雷原のど真ん中に通じているらしい。みんなそっちが気になっていつつ地雷がこわくて進めない方角なのだが、僕が無防備に突進しているので、親切にも「あなた地雷を踏んでるよ」と、それもょってたかって教えてくれるというか。

まあおしえてもらえるだけありがたいことである。

最大の問題は、次元の差ということで人が説得できないということである。話してるうちに自分でも怪しくなってきちまったしなー。

それと、やはり関連研究との差別化をどうするかであるらしい。確かにそうだよな。特にハンフリーあたりは心理学者には有名らしく、最初に述べておかないとだめらしい。いずれにしろ、今後の発表や論文の構成を練り直さないといけない。まいったね。

それと、ドイツ語系言語学(ヤコブソンとかドレクスラー)の扱うコミュニケーションモデルを勉強するといいというお言葉もいただいた。しかしまずはヴィトゲンシュタインを理解しないとだめだよね。

結局あれだけ時間がかかって準備した実験結果は出てこないまま終了でした。まずは地雷を踏まないように歩くトレーニングが必要みたいです。

[研究] ブレインストーミング

土曜日には、大森先生にお時間を取っていただいて研究室の何名かとブレインストーミングをした。この際なので、金曜に出せなかった実験の話を開陳。

ブレインストーミングというと、議論が空転して空しく時間が過ぎて行くというイメージがあるのだが、今回は珍しく(?)いいアイディアが複数個出てきた。ひとつは自己観測原理により近づける方法、もうひとつは複雑系の方向に拡張する方向。なかなか実入りのある議論ができたと思います。みなさんありがとうございました。