好奇心の轍

脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。
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2005/02/24 (Thu)

[日常] おめでたなのです

ようやくすこし時間ができたので。

先日のツッコミでもうあきらかになってますが・・・おめでたです。はい。

僕がじゃありません。妻です。はい。

報告してから何かあったらやだな・・・と思って今まで書いてなかったんですが、もうかなり大きくなって、何かあっても大丈夫だろうというぐらいになったので、正式に報告させていただきます。

予定日は6月の頭ということになってます。まだ性別は不明です。名前が何にも思いつきません。

最近は胎内キック&パンチがかなり激しくなってきて、ボディーブローに参っている様子です。どうしようもないんですかね。

[生活] シルバーシートの意義

で、身内に妊婦な人ができると気がつくのが、世間の冷たさ。妊娠初期でもつわりとかあって、電車で立っているのはつらいのだけど、お腹が目立たないから譲ってくれないのもしょうがないかなーなどと思っていたけど・・・誰が見ても妊娠中とわかる今になっても滅多に譲ってもらえないのはどういうわけなのか。

いわゆるシルバーシート (身体が不自由な人・老人・妊婦・乳児を連れた人の優先席) でも、楽しげにだべる若いカップルとか、ケータイをいじり続ける男とか (そもそも優先席付近は電源OFFだろうに)、寝てるフリで無視する女 (妻が降りると急に目を覚ます) などに占拠されていることが多すぎる。妻は最近では、「期待するとかえって傷つくから」といって、優先席に近づかなくなってしまった。

というか、本来なら、「優先席だから譲る」というのはおかしいのである。座る場所で態度を変えろ、というのは筋が通ってない。どこに座っていようと、体の不自由なひとが乗ってきたら席を譲るのは当然の行為なわけで。できるひとは普通席でもできるし、できない人は優先席でもできない。優先席を指定する意味がないのである。

もしかしたら逆にひどくなっているのかもしれない。そもそも、優先席かどうかを気にするような人は、優先席を避ける傾向がある。そうすると、そこにできた空席は、自然に「優先席かどうかを気にしない人」に座られることになるのではないか。特に朝の時間帯など、始発駅で場所を狙って着席できるときなどはその傾向が強くなるはずだ。「優先席かどうかを気にしない人」に席を譲ることを期待するのは無理があるといえよう。

[提案] 「わざわざ優先席」

で、僕の提案である。

ともかく、席を譲らない人に何を期待しても無駄である。席を譲る人が行動することで、優先席の優先席としての稼働率を高める方法があればいいわけだ。

そこで、優先席の捉え方を変えて、「席を譲れる人の専用席」と思うことにしたらどうだろうか。自分は席を譲ってもいい、と思っている人は、積極的に優先席に座る。そうすることで、席を譲らない人が優先席に座る確率を低くするのである。

「席を譲れる人の専用席」ということは、「席を譲れない人」には、優先席に座る資格がない、と考えるということである。あなたがもし「譲れる人」で、優先席に空席があれば、率先してその席に座るべきなのである。そうすることで、資格外の人が優先席に座れないようにすべきなのである。

席を必要としている人が優先席に行ってもがっかりしない社会を作るには、善人がわざわざ優先席を選んで座る必要がある。一見逆説的に見えて、筋が通っていると思うのだが、どうだろう。「わざわざ優先席」運動をぜひ広めたい。

本日のコメント(全8件) [コメントを入れる]
天照 (2005/02/28 (Mon) 21:57)

ご懐妊本当におめでとうございます。お二人の子供はきっと素晴らしい子供でしょう。

天照 (2005/02/28 (Mon) 21:59)

宇宙がお二人のお子さんを見守っていますよ。日々心穏やかにお過ごしくださいね。

たっきー (2005/03/01 (Tue) 00:38)

ありがとうございます。ともかくすべてに感謝の日々です。

yoshinag@thai (2005/03/05 (Sat) 02:14)

遅ればせながら、おめでとうございます。11月ぐらいの日記から何となく予感はしていましたが、すばらしいことですね。

みおも妻1号 (2005/03/09 (Wed) 14:00)

最近、感じることは、優先席で妊婦が目の前に立っているときに、わかっていても座り続けている人は何を考えているのだろうということです。

みおも妻1号:優先席の実態 (2005/03/09 (Wed) 14:40)

今朝も優先席の前に立ちましたが、誰一人席を譲ってはくれませんでした。3人がけのシートでしたが、真ん中のおじさん(50台前半)はひたすら寝ていました。両サイドの2人の男性(30台後半)は、1人は新聞男、1人はウォークマン男でした。もしかして?この2人は私が妊婦だと気がつかなくて、譲ってくれないのかもしれないと思い、アピールをしてみることにしました。まず、コートを脱ぎ、誰がどう見ても妊婦だとわかるようして目の前に立ってみました。それから、時々2人を見つめ、目を合わせるようにしてみました。ところが、2人とも目が合って、私のお腹を見ても、しらん顔で座り続けていました。もともと、時差通勤のため、さほど混んではいない車内でしたが、向かいの優先席に座っていた30台後半の女性2人も、全く知らん顔でした。もしかして、あなた方全員、ペースメーカーが入っているのか?(=一見わからないが実は、妊婦より身体的に負担が大きい人)と聞きたくなったくらいです。<br>昨日は、優先席前で珍しく妊婦さんにあいました。2人の妊婦が、3人がけの優先席の前に立っているのに、誰も席を譲ってはくれませんでした。しばらくして、たまたま2つ席があいて、私とその妊婦さんが一緒に座ることができたので、「誰も譲ってくれませんね・・・」と私が話しかけると彼女は「もう、慣れっこになりました・・・」と言っていました。先日は、私が電車の手すり付近に立ったら、「ちぇっ」といいながら無言で嫌そうに、席をたった人がいました。いくら譲ってくれたとはいえ、なんだか私が悪いことをしているようで、とても傷つきました。<br>私は、席を譲ってもらって、何が何でも座りたいという気持ちからではなくて、世の中の人間のモラルについて、改めて問い直したい気持ちです。最近は、譲ってもらえないことで嫌な気持ちになることは、お腹のベビーに悪いと考え、何事も期待はしないようにしています。ですが、優先席なのにわかっていながらも席を譲らない人、もしこの日記を読んでいましたら、どんな気持ちで座っているのか教えて欲しいと思います。

マッカーサぁー (2008/04/27 (Sun) 18:49)

そうなんですよ。優先席に座る人ってみんな寝てるんですよ。<br><br>なんのための優先席でしょうね?

しよう (2008/05/17 (Sat) 15:36)

海外旅行をすると判りますが,日本人はかなりモラルが低いです.<br>私はガンガン席を譲りますが,妊婦と老人にはすこし躊躇してしまいます.<br><br>まず,妊婦は判りづらいことがある.<br>じつは,間違えたことがあり,とても失礼なことをしてしまいました.はっきりしないときは流してしまいます.<br><br>また,老人も難しく,やっと歩いているような方なら譲りますが,しっかりしているようなら,流します.<br>それは,京都大学の脳生理学の名誉教授が,<br>老化は足腰の衰えから始まるから,老人には席を譲らない方が老人の足腰が鍛えられる.<br>と言うような事を述べていたからです.<br><br>どう思います?<br>今更で,お読みにならないかもしれませんが.