好奇心の轍

脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。
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2005/07/21 (Thu)

おひさしぶり・・・

いつのまにか1か月も更新があいててすみません。

昨日まで発表が3件立て続けだったし、家ではとても日記などする暇がない状況でした。だって抱いてないと寝ないんだもの〜(はぁと)

Musical Baton もいただいているのに放置になってしまっていて申し訳ないです。音楽では一押しの人がいるのでぜひ書きたいのだけど、近いうちに。

[研究] 行き詰まり感

しかし立て続けに発表をして、自分がどうも研究に行き詰ってるということに気がついた。

先週の金曜日は高木研での発表で、このさいと思い自己観測原理の話からしたのだが、やはり納得が得られない。まぁなんか、確かにそうかもね、とは思ってもらえることはもらえるのだが、現在のレベルでは研究として成立していないような気がしてきた。もうすこし思考が進むまでこの話をするのはやめたほうがいいかも。

昨日は学会でシミュレーションの話をしゃべったのだが、時間が短くてなかなかうまく話せない。というか、どう話しても学会のテーマであるところの「認知」「発達」とは遠いし、うまく通じなくてもしょうがないのか? 数少ない理解者からは、こんなゲームを1億回も繰り返す関係が人間のモデルになっているのかとのつっこみがあった。いやまったくそのとおりなことで、この先何を研究すべきか、今のままで本当にいいのか、悩む。

そもそも発表当日に関連論文が大量に出てきて、かなりやばかったのでした。Related work を一個だけ増やそうと、論文の中身を確認するために google したら、multi-agent reinforcement learning というキーワードで、見たこともない十数本の論文がずるずると釣れてしまって・・・。言及しないわけには行かないし、会場でひとり冷や汗だらだらですよ。review paper を見て適当に要約して乗り切ったけど、ちょっとこのへんとの手法との比較もちゃんとしないといけないなぁ・・・。比較して負けたらどうしよ・・・。

[研究] 文献調査って

そもそも文献調査が絶対的に足りないんだよぉ。

いまだにこの手の文献調査をうまくやる方法がわかってない。Google やら citeseer やらでいろいろ検索してみるのだけど、たいてい氷山の一角しかひっかからない。というのはキーワードが悪いからで、自分の研究とマッチする正しいキーワードをすべて網羅するのは至難の業。関連の論文誌を見るといっても、関連の論文誌だらけだし、人工知能関連の文献なんてみてなかったよ(;_;)

こういうことを解決するのが学術統合化プロジェクトの役割なんだろーな、とは思うけど、プロジェクトの成果が出るまで自分の研究ができないというのでも困るしなぁ。それにヒト分野には人工知能は入らないだろうし。

ちなみに Google 君では、ダブルクォートでかこんでやって "multi agent" とするとか、ハイフンでつないで multi-agent とすると、この単語の並びだけが釣れます。multi-modal agent とか agent multi とかそういうのが検索されないということ。あと、単語の前にマイナス - をつけると、その単語を含むページは除外します。僕の文献探しの tips でした。って文献探しの Google 依存度が高すぎるのかも。