好奇心の轍

脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。
カテゴリ一覧:

2005/07/28 (Thu)

[育児] ベビーミトン

姫はやたらと顔を引っかく。機嫌がいいときでも、あせものところをさわったり、髪の毛を引っ張ったりしているのに、機嫌が悪くなるといっそうひどく、気がつくと爪で引っかいた赤い筋が顔にばしばしとついていたりする。何度か流血までしてしまい、ようやくかさぶたになっても、また触って壊してしまったりする。爪を切ってもすぐ伸びるので追いつかない。

で、妻がベビーミトンというのを買ってきた。要するに手にはめる袋なのだが、大きめにできていて指は自由に動かせるようになっている。しかもメッシュでムレないというもの。これで爪で引っかくのを防ぐ、というわけ。たしかに女の子の顔にキズがあるのはよろしくないし、膿んだりするとアトピーとかの原因になるかもしれないと聞けば、やはり防いであげたいと思う。

だが、ミトンをはめている姫を見ているとどうも居心地が悪い。

正直いうと、僕は心配なのである。ミトンを着けることによって、赤ちゃんの脳の発達に影響があるのではないか、という気がしてしょうがない。新生児の時期にのような学習をするとしたら、いろいろなところをさわることで、身体の感覚の地図が脳の中にできてくるはず。自己組織化マップというニューラルネットの研究があるが、それと同様に、どういうふうに手を動かすと、手のどこと身体のどこが触れるのか、ということを、たくさんの手の位置で繰り返し体験することで、体性感覚野が発達するのだと思う。手袋をすることで、そうした学習を妨害するのではないか。ここで手袋をしていたおかげで、将来、不器用になったりしないか……。

ところが、そんな意見をもつ人はほとんどいないらしい。僕が勝手に手袋をはずして何度か妻とケンカになってしまったので、自説を補強するためにインターネットで調べたのだけど、ベビーミトンに対する否定的意見がほとんど見つからない。せいぜい、「よだれで湿る」「体温調節によくない」とか 「赤ちゃんのストレスになることがあります」とか、「手袋でこすったほうがかえって赤くなる」とか、その程度なのだ。

きっと僕の取り越し苦労なのだろうなぁ。影響はないわけじゃないが、長い目で見れば大差ない、とかそういうことなのだろう。姫にとってミトンはちっともストレスでない様子だし、あせもに塗った亜鉛華軟膏をこすってなめるのもまぁミトンを頻繁に洗えば問題ないだろうし、なにより生傷のない顔を見れるのはやっぱりうれしい。

それでもやっぱり外したくなっちゃうんだけど……。

ps. やー、ついにみつけましたよー。

COMBI 妊娠・子育てQ&A - 出産後 - 赤ちゃんより

Q. ミトンの必要性
爪で顔をひっかくためミトンを使い始めましたが、指しゃぶりでミトンがびしょ濡れになってしまいます。濡れたままだと冷たいので、眠るときだけミトンをはずしてみたのですが、翌日顔面血だらけという事態になってしまい、どうしたらよいのか困っています。

A. 赤ちゃんにとって、手から受ける刺激はとても大事なものです。ミトンで手をすっぽり覆う前に爪の切り方に工夫をしてみることが大切です。先の丸い赤ちゃん用の爪切りで爪を切った後、仕上げに角が残らないように処理して上げると引っ掻くことが少ないようです。どうしても目が届かない夜中はミトンを使用するようにして、昼間は自由に手が出せるようにしてあげましょう。夜間の授乳で目が覚めたときは、ミトンを交換して赤ちゃんの手が、必要以上に冷たくならないよう注意することが大切です。

確かに、いまつめを切るのに使っているはさみは直線のやつだし、試してみる価値はあるかも。

本日のコメント(全1件) [コメントを入れる]
(2005/10/04 (Tue) 11:03)

もうとっくにやめてるって・・・