![]() 脳・心・人工知能といった、よくわからんものを研究するふりをしながら、日々と人生についてつらつらと考えている「たっきー」のブログです。 |
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PC Watch に、シンポジウム「ソニー・インテリジェント・ダイナミクス2004 −脳・身体性・ロボット・知性の創発−」の取材記事か載っていた。ライフ・ダイナミクス研究所系の会議である。この研究所については、以前、僕も日記を書いた。
ほかの研究発表者の研究はだいたい知っているので、興味があるのは土井さんの考え方。
土井さんの挨拶について、記事では おそらく土井氏は、AIBOならびにQRIOの開発を通して、既存手法の作り込みによるロボティクスの限界を痛感したのだろう
と書かれている。そうだよな、これだけ大変なものを作って限界を感じないわけがないよなー、と再認識。企業という枠にとらわれずにこうした新しい研究に協力していく姿はかっこいい。
それと、最後のパネルディスカッション「ロボットは意識を持つか」は気になるところ。記事によれば、土井さんの考え方は センサー入力とモーター出力からなる多くの混沌とした情報の中から、自己のモデルを抜き出し、自分と外界とのかかわりを客観的に、統合的に、かつ価値観をともなって把握し、それに基づく行動を計画する心の働き
であるという。ほほう。いいではないか。「自己のモデルを抜き出し」「客観的に統合的に把握」するとは、やはり自己観測原理のことを指しているとしか思えない。でも、けっこうコロンブスの卵的原理だから、ここまでわかっていてさえなかなか思いつかないんだよなー(自画自賛)
でも、ちょっと見直したかも。ライフ・ダイナミクス研究所。